
書籍の刊行
淡海文化財論叢
2006年3月〜
滋賀県の文化財研究者が還暦を迎えた際に関わりのある人が論文を献呈するという体で編む論文集の企画編集担当をしています。あれよあれよという間に10輯をこえ、今や毎年の恒例行事となっています。個人的にはお祭り騒ぎのような編集とお祝い会がない生活は想像できません。それはさておき、滋賀県の文化財研究の今を知ることができるものとなっているので、注目していただければありがたいです。購入を希望される方にはオンデマンド印刷で対応しております。本ホームページで受け付けますのでご連絡をください。
畑中英二、辻川哲朗、高橋順之
京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科畑中研究室調査研究報告
2020年3月〜
畑中英二
最新刊
淡海文化財論叢 第十六輯 目次(2024年10月刊行 一部4000円)
田井中洋介「東近江市蒲生地区の近世石造物に関する覚書−石工銘資料を中心に−」/杉山紗南・細川眞理子・妹尾裕介「考古資料と3Dモデル−博物館資料としての活用と課題−」/西山 集・春名英行「福満遺跡一次・二次調査出土凸帯文土器の再検討」/細川修平「大岩山銅鐸群の課題整理のために」/用田政晴「畿内外縁部の古墳時代首長−播磨と近江の結界と渡津・船津−」/西中久典「大津市錦織検出の埋没古墳について」/辻川哲朗「高島市・音羽西遺跡T4出土埴輪の再検討」/山本一博「依知秦氏研究ノート②−淵川の流路−」/宮﨑幹也「竪穴建物の構造と調査方法」/田中勝弘「古代集落と地域開発(一七)−大津市真野廃寺・衣川廃寺建立の背景−」/小谷徳彦「宮町遺跡NR13258に関する覚書」/大橋信弥「国家プロジェクトとしての近江の鉄(下)−列島における鉄生産の開始をめぐって−」/佐伯英樹「蜂屋廃寺の礎石」/髙梨純次/「甲賀市甲南町・矢川神社の神像群について」/上垣幸徳「近江における南北朝期以降の宝篋印塔Ⅰ類」/明日一史「百済寺遺跡坊跡分布域の再検討−赤色立体地図の活用−」/宮﨑雅充「名勝旧秀隣寺庭園の下層遺構について」/本田 洋「多賀新左衛門尉の系譜(三)−多賀貞能の場合(補遺)−」/畑中英二「遺跡化の検討−滋賀県長浜市小谷城跡を事例に(中)−」/山口誠司「安土城所用軒平瓦の再考(四)」/木戸雅寿「大津城復元推定考」/小林 隆「江戸時代の大名や旗本は封建領主だったのか」/寺前公基「烏丸宣定の画業について」/杉江 進「天明六年近江国八幡町騒動の記録と薬屋五兵衛−関連史料の紹介から−」/林 昭男「彦根城馬屋に関する考古学的検討」/古川与志継「近江天保一揆の関係史料について(14)−天保八年の土地調査を中心に−」/高橋大樹「ある村堂の由来と霊宝伝来−知内観音堂の歴史的変遷−」/水谷光希「近代における滋賀県での製茶業と甲賀郡」/井上 優「森大造「井上敬之助像」の制作史料について」/佐野正晴「長浜市余呉町文室の綾の神−ある民間信仰の神の性格の検討−」/渡邊浩貴・土山祐之「近江国柏木御厨故地現地調査報告Ⅰ−甲賀市水口町植地区における聞き書き集−」/髙橋順之「コロナ禍と民俗芸能−伊吹山奉納太鼓踊の中止と復活−」/岡 智康「矢穴技法による破壊現象」
淡海文化財論叢 第十五輯 目次(2023年9月刊行 一部4000円)
近藤 広「滋賀県における古墳の玉」/高橋 順之「北国脇往還藤川宿本陣の考察」/用田 政晴「膳所茶臼山古墳・兜稲荷古墳と五色塚古墳の諸関係」/細川 修平「地方社会の形成と古墳築造」/雨森 智美「栗太郡の古墳と集落の一例」/宮﨑 雅充「鴨稲荷山古墳家形石棺の三次元画像/山本 一博「依知秦氏研究ノート」/大橋 信弥「国家プロジェクトとしての近江の鉄(上)」/宮﨑 幹也「古代近江における七世紀の移住民集落」/辻川 哲朗「長浜市・桜内遺跡出土の古代銭」/西中 久典「近江国府の硯」/松葉 竜司「高島市今津町出土製塩土器と八世紀における周辺地域の塩と鉄」/藤岡 英礼「『古縁起』にみる飯道山信仰の変遷」/中井 均「近江の戦国期城郭の石垣」/古山明日香「小谷城跡出土笏谷石製品の検討」/畑中 英二「遺跡化の検討」/山口 誠司「近江における城郭出土の棟瓦」/佐藤 祐樹「大溝城遺跡出土軒瓦の整理と若干の考察」/林 昭男「資料紹介特別史跡彦根城跡表御殿整地層出土軒平瓦」/本田 洋「多賀新左衛門尉の系譜(二)」/五十嵐 正也「京極香集斎考」/小林 隆「大名家の当主について」/中江 彰「岡田氏本『藤樹先生年譜』について」/田井中 洋介「湖北地域の近世石鳥居と石工に関する覚書」/石田 雄士「重回帰分析を用いた一石五輪塔の造立年推定について」/寺前 公基「小松寺所蔵 近衞家凞筆「隷書般若心経」について」/小野 航「江戸時代の雨乞い行事の変遷」/杉江 進「近江国八幡町における「会所」の機能(下)」/大塚 活美「石塔寺の石柵とその銘文」/井上 優「鳩居堂蓮心「竹生島詣勧進弁」について」/明日 一史「百済寺横根山における近世蛭谷村の山野利用」/上垣 幸徳「『近江蒲生郡志』に見る石造物へのまなざし」/中川 敦之「【資料紹介】「栗太郡志編纂記録」に見える史料蒐集委員」/東 幸代「大正一二年(一九二三)度の琵琶湖ヨシ(葭)の流通」/北原 治「(資料紹介)昭和三年の大嘗祭悠紀斎田記録写真に写る三上藩陣屋跡について」/古川与志継「奥山寺から荒神山神社へ」/木戸 雅寿「堤ヶ谷遺跡で発見された地下壕について」/市川 秀之「長浜市菅並における河川・水路の象徴性」/加藤 秀雄「神を助けた俵藤太と猿丸太夫(二)」/高橋 大樹「ある村の念仏講衆の系譜」/佐野 正晴「長浜市余呉町文室の盆行事」/渡部 圭一「旧津田内湖のサデ網漁」/佐伯 英樹「「盃状穴」再考」/梅本 匠「人々の文化財に対する記憶から整備・活用へ」/徳網 克己「発掘現場の小穴について」/岡 智康「三次元計測を用いた石製資料の表示方法」
研究室活動と銘打ったさまざまな活動をアーカイヴするために刊行しているもの。年間に数冊数冊刊行することもあるので、毎回毎回とても楽しいのだけれど予算との厳しい戦いを余儀なくされています…。購入を希望される方にはオンデマンド印刷で対応しております。本ホームページで受け付けますのでご連絡をください。
一部1500円(調査研究報告10,17のみ2000円)
調査研究報告22【窯業史研究 六古窯研究の現在地(越前・丹波・信楽)】 六古窯の研究の現状をアーカイヴし、今後につなげていく共同研究第1弾。
調査研究報告21【京都やきもの円卓会議 高取焼の基礎研究(消費地編)】 桃山時代から江戸時代の高取焼の実態解明に向けた共同研究第1弾。
調査研究報告20【新・琉球の富2/はたむんとからだはいま 金サジ】 芭蕉布の里、喜如嘉の人々を撮影した金サジさんを取り上げました。
調査研究報告19【琉球古典焼 太田保図案2(昭和4年)】 昭和4年に太田保が描いた琉球古典焼の図案について取り上げました。
調査研究報告18【ワグネル旭焼 再現実験】2024年 日本画や油画の学生たちと共に旭焼の再現実験を行いました。
調査研究報告17【鉄道の町 まいばらと井筒屋】2024年 米原の駅弁屋さんである井筒屋所蔵資料について取り上げました。
調査研究報告16【琉球古典焼 太田保図案】2024年 太田保が描いた琉球古典焼の図案について取り上げました。
調査研究報告15【荒川豊蔵大萱窯の研究】2023年 人間国宝荒川豊蔵大萱窯から出土した陶片を取り上げました。
調査研究報告14【1980年代後半に芸術大学出身者を中心に台頭してくる漆造形作品について】2023年 現在文化庁調査官倉澤佑佳さんの博士論文です。
調査研究報告13【考現学@京芸沓掛キャンパス】2023年 2023年9月までお世話になった京芸沓掛キャンパスを考現学しました。
調査研究報告12【新・琉球の富1/しまをまとう 石垣昭子】2023年 西表島の染織家石垣昭子さんの活動を取り上げました。
調査研究報告11【京都やきもの円卓会議4/桃山陶器に出会う 桃山デザイン】2023年 京都文化博物館での桃山デザイン展の図録です。
調査研究報告10【河井寛次郎と協働する】2022年 現在金沢美術工芸大学准教授金島隆弘さんの博士論文です。
調査研究報告9【漆造形と表現・技法1/3Dプリンター胎】2022年 漆造形作家北浦雄大さんの活動を取り上げました。
調査研究報告8【小石のリトグラフ】2022年 リトグラフ作家衣川康典さんの活動を取り上げました。
調査研究報告7【Neo汽車土瓶2】2022年 伊吹山文化資料館にて開催した汽車土瓶展の図録です。
調査研究報告6【京都やきもの円卓会議3/玄哉信楽鬼桶】2022年 戦国時代の信楽焼水指をめぐる研究をまとめました。
調査研究報告5【京都やきもの円卓会議2/桃山デザイン】2021年 京都市考古資料館での桃山デザイン展の図録です。
調査研究報告4【Neo汽車土瓶】2021年 信楽高原鐵道信楽駅構内での汽車土瓶展の図録です。
調査研究報告3【京都やきもの円卓会議1/三条瀬戸物屋町の黒茶碗】2021年 三条瀬戸物屋町から出土した黒茶碗についてまとめました。
調査研究報告2【湖東焼の研究】2020年 幕末の彦根藩湖東焼の出土資料についてまとめました。
調査研究報告1【宮崎家具図案】2019年 京都画壇と京都夷川の宮崎家具についてまとめました。